TEXT 中川 武雄
PHOTO 尾原 義則
(一部 中川 川久保)

 さすらいのボヘミアンか、はたまた芭蕉ふうに“漂泊の想いやまず…”と云うか、とにかく暫く出ないでいると、無性に放浪したくてしかたがなくなる。
 そこは洒落て、“月日は百代の過客(かきゃく)にして、行き交う年も又、旅人なり…”の“旅人”と云うか、旅から旅への“旅ガラス”と云うか、とにかく胸がキュンと来る心地で旅立つこととなった。
 今回のメンバーはこれまでと同じ社員の尾原に加えて、近所に住むJRPのお客さん(川久保さん)とツーリング前日に岐阜からグローブを買いに来て、急遽参加することになった加藤君の4人である。
 乗ってるバイクも、ライダーのテクもマチマチだが、さてどんなことになるか、行かぬことには分からん。“トラベル”は“トラブル”の意味を持つとも云うらしいが、これも旅の魅力の一要素ではある。

 

 前回のツーリングを終えてすぐ、次は四国の海岸線の端から端まで、テッテーして走りたいと思い、今回のコースは、只只、自分の願望通りのものとなった。
 四国はグルッと一周すれば、ざっと千キロなのだが、さてどのくらいの距離を走ることになろうか、走行距離も今回は意識したツーリングとなった。


今回の参加者


中川 武雄(上の写真左)
JRPの代表者、58歳。“只今、青春真っ只中”の男。昨年より乗り始めたリターンライダー。バイクはカワサキW650、走行距離は僅か2600キロ。


加藤 浩輔(左から2番目)
ツーリング前日に急遽参加することになった27歳。自分の息子のようなものだ。バイクはホンダCB1300、走行距離はまだ少し。

尾原 義則(右から2番目)

JRPの社員。いつもながら、JRPツーリングの専属(素人)カメラマン。ツーリング後のホームページ作成も担当。今回はマジェスティ250で参加。

川久保 幸郎(右の端)
ソフトウエアを作る仕事をしている、メカに強い50歳。バイクはBMWのK100、走行距離はそれなり。知り合って僅か1ヶ月、一緒に走るのも今回が最初。



途中「道の駅日和佐」で休憩。後ろに「四国八十八箇所」薬王寺の塔が見えていた。



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